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執筆者の写真mein hause

拍子木がつなぐ

更新日:2022年8月19日

「拍子木がつなぐ」 遠藤伸一氏講演 日時:2021年9月4日(土)18時から 

場所:アクロスあらかわ&ZOOM 主催:東京したまち紙芝居の会 協力:荒川区社会福祉協議会 荒川ボランティアセンター 木工職人 遠藤伸一氏 遠藤氏は東日本大震災で津波の被害に遭われました その時の体験とその後の人との関りについてお話しくださいました 主催者は荒川区の紙芝居師 三橋とらさんが拍子木を通じて遠藤さんと交流を深め 今回の講演が実現しました 東日本大震災 2011年3月11日(金) 東北地方でマグニチュード9の地震が発生  遠藤氏は当時 海沿いの漁業組合で仕事をしていましたが 地震後親族が気になり車で向かった先で津波の被害に遭われました 津波にのみこまれならがもなんとか助かることができました その後避難所となった保育所で過ごすことになりました 避難所での生活 避難所となった保育所は「指定避難所」ではなかったので 物資が届いたのは10日後  食料調達には苦労したとのことでした 幸い保育所という事で園児の布団があり皆で寄り添って過ごしたとの事です 人の温かさ 遠藤氏は東京で仕事をしていた時があり その時の知り合いから「困っていることは無いか」と言われて「トラックがあると助かる」と話したところすぐに手配してもらえたそうです この時 人の温かさが身に染みたとの事です 人が寄り添う事の大切さ 避難所生活では それぞれができる事をするという事で 木工職人であった遠藤氏は使えなくなったトイレの代わりにと椅子をくりぬいて手作りのトイレを制作 皆が助け合い 寄り添って避難所は運営されていたようです 拍子木は2本で初めて音が鳴る  遠藤氏が作成した拍子木はがれきからできています 拍子木は2本でカチカチと音がなります 震災で人と人が寄り添う大切さを拍子木で表しているのですね  そして がれきからはストラップも作成しています 「震災を忘れない 震災を風化させない」という願いがこめられています 虹の架け橋 遠藤氏は震災後 みんなが集まれる場所として「虹の架け橋」というモニュメントを造りました 様々なイベントを企画して 震災を次の世代にも伝えていこうと思ってます 講演に参加して 東日本大震災の時のお話は 講演会などで何度か聞く機会がありました 実際に被害に遭われた方のお話は説得力があります そしてそのお話の中には防災について沢山のメッセージがあります 今回も「あの時こうすれば良かった」と言う話が何度も出てきました そして 皆がお互いに寄り添いながらも再建に向けて進んでいく姿に「共助」の大切さを改めて感じました



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